ホップ (忽布) アサ科
和名 セイヨウカラハナソウ
学名 Humulus lupinus L.



ヨーロッパ、西アジア原産の多年生つる草。
茎は8~10mとなり、雌雄異株で雌株だけが栽培される。
初夏に咲く雌花穂は長さ約3㎝、淡黄色でそのホップ腺という付属器官から出る物質がビールに快いにが味と芳香を与え、酵母の働きを助け、酒を澄明にする効果がある。
花穂の成熟初期に採集し、乾燥して用いる。これはパン用の酵母の培養にも使われる。
古代から利用され、現在の主産地はヨーロッパ諸国、アメリカなど。
日本には明治初期に渡来、長野、山形県、北海道など寒冷地に栽培される。

(出典:「食用植物図説」女子栄養大学出版部)